[「大阪・関西万博」、「安藤忠雄展|青春」 見学] 青山製図専門学校
お知らせ
6月6日㈮から8日㈰、大阪で会議があり出掛けてきました。
会場は、大阪工業技術専門学校でした。全国各地から、建築教育を行っている専門学校の先生方が集まり、様々な情報交換や意見交換が活発に行われ、我々専門学校における建築教育の重要性を再認識した会となりました。
その際、大阪・関西万博とグラングリーン大阪「VS.」で開催中の「安藤忠雄展|青春」を見学してきました。
ここではその様子を少し紹介させて頂きます。
万博会場は梅雨間近の蒸し暑さに加えて、当日の来場者が約16万人だったとのことで、その人々の熱気で大いに盛り上がっていた印象でした。大阪・夢洲(ゆめしま)で開催中の大阪・関西万博は、国内開催の国際博覧会でみると2005年の愛知県で開催された「愛・地球博」以来20年ぶり、また大阪では1970年の大阪万博以来55年ぶりの開催との事です。
万博では限られた時間でしたので、足早に会場内を見学しましたが、世界中の著名な建築家たちによる建築見本市の様相を呈しており、非常に幸せな時間を過ごすことが出来ました。贅沢を言うならば、もっとゆっくりじっくりそれらを堪能出来たらという思いでした。さまざまな問題や批判も多い万博ですが、それらも踏まえて自分の肌で感じてもらえたら、それが自分にとっての大きな財産になるのではないでしょうか。
「グラングリーン大阪」の文化拠点「VS.(ヴイエス)」にて開催中の「安藤忠雄展|青春」は、建築家として半世紀以上にわたり挑戦し続ける安藤忠雄の壮大な軌跡と未来へのビジョンを全身で感じられる展覧会です。環境再生や震災復興など社会貢献を含めた安藤忠雄の多様な視点や、既成概念を打ち破る建築家としての独自の視点が紹介されています。氏のこれからの若者への熱いメッセージや思いの強さが感じられ、更には世界中の人々から愛され称賛されるその一人の人間の魅力を大いに感じることが出来た展覧会でした。
皆さんも、是非とも足を運んでみてはいかがでしょうか。
建築学部 部長 宮野人至