この学科では建築とインテリアの両方を学びます。クラスの学生も、卒業後の希望進路はインテリアデザインだけでなく、住宅リフォームや建築事務所など人それぞれ。男女の割合もほぼ同じ。そのせいか、出された課題に対する設計プランはいろんな考え方があって興味深いです。自分には思いつかないような斬新なアイデアに感心させられることも多いですね。学生はみんな仲が良く、クラスの雰囲気はいつも明るいです。

印象に残っている授業は？
２年前期の「インテリアデザイン」です。この課題は、店舗の名前から内装デザインまですべてを企画・考案する、ショップのトータルプランニングでした。照明や家具だけでなく床や壁材にいたるまで自分で決めなければなりません。これは１年次の「インテリアコーディネーション」の授業で学んだことがとても役立ちました。自分がイメージしていたとおりの内装ができてうれしかったことを覚えています。

学科選びで迷っている方へメッセージを
学科を選ぶときは、まず自分のやりたいことや興味のあることについて考えをまとめておくといいと思います。あとは体験入学などでたくさん話を聞き、迷ったときは納得するまで質問や相談をしてみてください。ちなみに私は、住宅の内装に興味があったので早い段階でインテリアについて学ぼうと決めていました。学校を選ぶ段階では、大学への進学も視野に入れていたんですが、資格を絶対に取るという目標があったので合格率の高い青山製図を選びました。

現在のお仕事の内容は？
本校卒業生の印南さんは、店舗・イベント・オフィス・住宅・ 家具のデザイン及び設計・施工を手がけるデザイン事務所である「株式会社エディット」に入社早々から、コロナ禍による緊急事態宣言で会社が自粛期間となりました。この自粛期間に行われた社内コンペにデザイン案を提出したところ商品化が決まり、準備期間を経て2021年3月に発売されました。

現在のお仕事の内容は？
建築全般の企画開発や設計全般を行っている事務所に勤めています。扱っている建物は住宅から公共施設、オフィスビルまで様々。その中で私は打合せに参加したり、図面を基にした模型の制作を行っています。まだ経験は浅いですが、早く一つの物件を任されるよう、先輩たちについて一生懸命に勉強している毎日です。