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建築士・インテリアデザイナー・ショップデザイナーへ ためになる話

建築士・インテリアデザイナー・ショップデザイナーへ ためになる話

商業施設空間(ショップデザイン)を専門学校で学ぼう

ショップデザイン・商空間デザイン科

商業施設空間デザインを学ぶ青山製図専門学校の「商空間デザイン科」は、2年間で商業施設を含む建築空間デザインのスペシャリストを目指します。
商業施設とは、大型モール建築から小規模店舗建築まで幅広い施設をさします。
就職先は設計事務所・建設会社・メーカー等幅広く多種に渡り、他の学科就職先と重なる場合があります。

一つの商空間が出来上がるまで

商空間とは

商空間、または商業施設空間とは、ショッピングセンター・ショッピングモール・百貨店のように大きな商業施設から、小規模な店舗や店舗併用住宅まで、様々なお店のディスプレイを含めた空間のことを指します。
それらを設計、デザインする仕事が商空間デザイナーやショップデザイナーと呼ばれ、いかに利便性高く、いかに商品を売れやすくするか企画するプロフェッショナルになります。
またそれだけではなく、空間をデザインする仕事なのでどれだけ人々が快適に過ごせるかも重要なポイントです。
室内はもちろん時には店舗外も含めたデザインも必要で、知識以外に発想力・アイディア勝負となる場面も多い仕事です。
業種としてはデザイナーの側面に加え、建築に関する知識も必須となっています。
現代はインターネットを介することで何でも買えてしまう世の中です。そのため商業施設はただものを買うためだけの場所ではなかなか人が集まらなくなってきています。
一種のアミューズメント施設のような、あるいはおしゃれでいるだけでキラキラするような、そんな+αがある商空間のデザインが求められています。

商空間が出来上がるまで

商空間デザインについては、あまりメジャーな仕事ではないかもしれません。
クライアントによってはそもそも何から始めればいいのか分からない、どれくらいのお金が必要になるかも分からない、という方もいるようです。
そのため、商空間デザイナーの仕事は相談を受けることから始まります。

相談が入ったら、まずはその施設店舗の業界について調べてセオリーを知り、どんな店舗でも共通している必須なポイントを抑えます。
その上で実際にお会いし、クライアントから要望をいくつも引き出し、一番の目的がどこにあるかを見極めます。
当然デザインを依頼する側は自分でデザインが出来ない素人であることが多いです。そのため、デザインや建築学からすれば常識であることも否定されるかもしれません。
しかし商空間デザイナーはその中で本質を見極め、出来るだけ要望を取り入れた上でまずデザインを考えます。
逆に「これは無理だろう」と伝える前に諦めてしまう方もいるかもしれません。そういった場合でもくみ取れるようなデザイナーを目指していきましょう。

イメージが固まってきたら、それらを実現するために必要なお金について整理していきます。
全体の予算がどれくらいで、何にどれだけのお金がかかるか、実現可否もここで整えていきます。
お金の話はデリケートなので、実際のデザインよりもある意味重要なフェーズかもしれません。

その後はいよいよ、イメージを実際に図面や3Dに起こしていきます。イラストだけでも見せますが、結局は伝わりづらいことも多いため、立体にするのです。
もちろんこの際には実際の店舗への下見も必要です。相談の際に見ていても、改めてイメージを明確にしていきます。
商空間デザインとは施設店舗内だけではなく外の環境についても併せてデザインする必要があるので、実際に見て聞いて、アイディアを練っていきます。
そうして出来上がった3D映像を元にクライアントにプレゼンし、納得いただけるまで調整を繰り返します。
空間デザインといえど実際に配置・施工してしまうとなかなか簡単にやり直すことも難しいため、この段階で認識の差異を可能な限りつぶしておくことが、後々のクレーム等につながらない重要なポイントです。

ここまでがあくまで一例ではありますが、主な商空間デザイナーの仕事であり、商空間が出来上がるまでの流れです。
この後、飲食店であれば保健所での手続きが必要であったり、実際の施工を行う会社との打ち合わせがあったりしますし、それらも見届ける必要があります。
どこまでの仕事を行うかは職場にもよりますが、仮に個人のデザイン事務所であればほぼ全て行うことになるでしょう。
設計事務所などであれば、デザインまで、3Dデザインまでと分業することもあります。
いずれにしても建築・デザイン・法律などの知識の他にイラスト・CADなどの実作業の技術も必要なので、学ぶことは多く充実した職業です。

商空間デザイナーの就職先

商空間デザイナーの就職先は、デザイン・設計事務所や住宅・家具メーカー、リフォーム会社などの建築分野が多いです。
中にはイベント会社に就職し、イベント会場の設計を行うケースもあります。
他にも建設会社などでも需要があり、人気な職業ではありますが、実際には求人がそれほど多い職業ではありません。

というのも、活躍の場は多いですが実績や経験、そして信頼度がそのまま仕事量につながる仕事なため、離職率が低くなかなか空きができないのです。
しかしインスタなどの流行で空間演出を仕事にできる空間デザイナーを志望する人も最近では増えており、仮に新卒でもしっかりした知識と技術力が求められます。
空間デザイナーの仕事自体は特に資格なくできてしまうことも1つの要因です。

業界にこだわらなければファッションメーカーに就職し、店舗のウィンドウディスプレイを担当することもできますしテレビ・映画業界の大道具やステージ制作でもスキルを活かすことができます。
特にファッション業界は比較的求人募集も多いため、とあるデザイナーに憧れているとか業界にこだわりがないのであれば、経験として目指すのは十分に価値となるでしょう。
他にも飲食店のチェーンなど、店舗を構える企業には各所から需要があります。

必要な知識・資格

空間デザイナーになるためには、特別な資格は必要ありません。
「空間ディスプレイデザイナー」という資格は存在していますが、実際に現役のデザイナーが全員持っているのかと言えば、そんなことはないようです。
それよりは実務に直結する「CAD利用技術者試験」や「CG検定」の他、汎用性の高い建築士の方が取得価値はあるかもしれません。
講習会のみで取得可能な商業施設士補については、商空間を扱うものとしてある意味で必須と言えるものかもしれません。
インテリアコーディネーターや福祉住環境コーディネーターもおさえておくとアピールになります。
結局は自身のスキルや実績で信頼値を高めていくことが一番仕事につながっていくため、基礎からしっかり学ぶことが重要です。

知識については独学で学ぶこともできますが、技術面は個人で行おうとしてもなかなか難しいです。
そのため、大学や専門学校でプロから商空間について学び、在学中からショップ・インテリア・建築の各ジャンルを学べるのが理想です。
インテリアデザイン学部や建築学部などでも一部は学べますが、商空間デザインは複数にまたがった知識が必要となるため、商空間デザイン専門の学科でトータルに学ぶことをオススメします。

青山製図専門学校で学べること

青山製図専門学校では、ショップ・インテリア・建築の三つを学ぶ商空間デザイン科があります。 東京という立地を活かして最短2年でショップデザインのプロフェッショナルを目指すことができます。

青山製図専門学校のインテリア学部 商空間デザイン科(ショップデザイン科)では、国内最短期間(2年間)で商空間デザイナーのプロフェッショナルを養成しています。
CADやCG、製図などの実技系カリキュラムの時間を多めに取ることで、実践で困らない技術を身につけていきます。
商空間に関することはもちろん、「まちづくり」のための設計や企画、マーケティングについても学ぶことができるため、幅広い現場での活躍が期待できます。
在学中に「商業施設士」「インテリアコーディネーター」「福祉住環境コーディネーター」を受験することができるます。
国家試験である「一級建築士」・「二級建築士」の試験も卒業の年に受験でき、資格対策も万全です。
常に時代の先端を見据え、流行の発信地でありデザイン学校も多数存在する東京都渋谷に拠点を置くことで、デザインセンスも磨いていきます。
デザイン専門学校をはじめとする他校と違うのは、デザイン面だけではなく建築に関する実践面を学べることです。
施工や構造なども体系的に学ぶことで、よりデザインの幅が広がり商空間デザイナーとして必要な力を伸ばします。